けなしながら別れようとするのはよくありません。
「好きになった私がばかだった」
「あなたは最低の人。だから別れたい」
たしかに率直な言葉なのかもしれません。
別れたい理由を、ストレートに伝えようとしている。
しかし、言われた身になってみてください。
けなされると、誰でもむっとします。
自尊心を傷つけられると不快になって、余計に別れを拒みたくなるでしょう。
場合によっては、相手を怒らせ、暴力を振るわれる可能性もあります。
「相手を不快にさせてやりたい」と思っても、それは実行しないほうがいい。
では、どうするか。
けなしながら別れようとするのではありません。
褒めながら別れようとするのです。
「あなたは優しい人だから、別れてもすぐいい人が見つかるよ」
「気遣いもできて博識だから、あなたを好きになる人はたくさんいるよ」
「あなたは1人で行動できる人間でしょう。強い人だから、別れても大丈夫だよ」
褒めながら別れると、相手を傷つけずに済みます。
あなたの別れ話を冷静に受け止めやすくなり、話がスムーズになるでしょう。
「そう言うなら別れないでよ」と言われても「自分は自分の道を歩む」と伝え、振り切るだけでいい。
けなすか、褒めるか。
その違いだけで、別れ話の成り行きが変わります。