別れ話を切り出したとき、相手から引き止められることがあります。
「嫌だ。別れたくない」
「考え直してほしい」
「納得できない。まだやり直せる」
引き止められるだろうと思っていても、いざ本当に引き止められると、複雑な感情に悩みます。
相手は、しわくちゃの顔になって、涙を流しながら引き止めてくる。
引き止められると、それだけ自分が愛されていたことがわかります。
引き止められるのは、困るけれど嬉しい。
別れ際に引き止められるのは、恋人関係で最後の嬉しい瞬間かもしれません。
引き止めが強ければ強いほど、申し訳ない気持ちで困りますが、嬉しくなります。
引き止めてくれたことに感謝しましょう。
しかし、引き止められても、やはり決意を貫くことが大切です。
時間をかけて何度も考え抜いて出した結論を、簡単に変えてはいけない。
引き止められたときは、自分の決意が試される瞬間と思ってください。
情に流されると、うまくいきかけていた別れ話が失敗に終わります。
情に流されるのは、自分を甘やかしているのと同じ。
一度決めた道は、よほどの引き止めがないかぎり、貫くことが大切です。
「ありがとう。気持ちは嬉しいけれど、考えは変わらない」
「お互い別々の道を歩もう」
感謝しつつもしっかり振り切って、別れに決着をつけましょう。
必死の引き止めを振り切れるほどの強さがあれば、別れた後も、力強く生きられます。