就職活動の初期では、メールの作成に時間がかかって悩まされます。
社会人宛てにメールを送る機会は、これまでほとんどなかったでしょう。
どんな言葉遣いで、どんな形式のメールを送っていいのか、深く悩みます。
ビジネス向けのメールでは、独特の言い回しやルールがあり、慣れないうちは苦労するものです。
調べながらメールを作成すると、たった1通のメールを送るのに、1時間以上かかることも珍しくありません。
「メールの作成に時間がかかって情けない」と思いがちですが、ここに誤解があります。
メールの作成に時間がかかっても、恥じる必要はありません。
本当は、それくらい時間がかかって当然です。
慣れていないことは普通、時間がかかります。
時間をかけているということは、間違えないようにしっかり調べて、何度も確認できているということ。
実は素晴らしい心がけなのです。
メールの良いところは、送信前に何度も見直しができる点です。
メールを送ってからでは、取り返しができません。
間違ったメールを送るくらいなら、時間をかけてもいいから、きちんとしたメールを送るほうが大切です。
メール1通に時間をかけている人は、きちんとした人です。
1通送れば、それをテンプレートとして活用できるため、次回からは少し作成が早くなるでしょう。
それを繰り返していくうちに、きちんとしたメールを素早く作成できるようになるのです。