執筆者:水口貴博

会話をもっと豊かにする30の方法

29

価値観の違う人がいないと、見識は広くならない。

価値観の違う人がいないと、見識は広くならない。 | 会話をもっと豊かにする30の方法

価値観の違う人がいないと、見識は広くなりません。

赤色の水が入ったコップに、赤色の水を入れても、色の変化はありません。

同じ色であるかぎり、色の変化を与えることはできません。

自分と同じ価値観の人と触れ合ってばかりでは、大きな変化は生まれません。

しかし、緑色の水を少し入れるだけで、変化が生まれます。

変化が生まれるのは、価値観の異なる人と接したときです。

自分と異なる色が加わることで、自分を変えることができます。

見識を広めるためには、価値観が違う人の存在が必要です。

あなたが本当に必要とすべきは、価値観の違う人です。

価値観が違う人は、避けるのではなく、話を聞かせてもらいましょう。

自分と異なる価値観の人とは接しにくい面もあるかもしれませんが、話を聞くくらいなら、できるはずです。

話を聞くだけなら、損はありません。

すると「なるほど。そういう考え方もあるか」と思えるはずです。

その瞬間、見識が広くなったのです。

自分が生まれ変わったのです。

本を1冊読むより、価値観の違う人と話をするほうが、有益です。

あなたの周りに価値観の違う人がいれば、素晴らしい環境です。

優れた名著に囲まれて生きているようなものです。

恵まれていないどころか、とても恵まれているのです。

会話をもっと豊かにする方法(29)
  • 見識を広げるために、価値観の違う人と話をする。
「嫌いな人」を「苦手な人」と言い換えるだけで、人間関係はよくなる。

会話をもっと豊かにする30の方法

  1. 会話全体の雰囲気を決めるのは、第一声。
  2. 相手の自慢話に不快になるようでは、器が小さい。
  3. 得をする話だけ反応する自分になっていないか。
  4. 役立たない話にほほえむ人の周りに、人が集まる。
  5. 「おすすめはありますか」という一言が、あなたの生活を豊かにする。
  6. 環境の変化が伴う相談は、反対されるのが定番。
  7. 会話がうまくなるコツは、相手の立場を考えること。
  8. 会話は「半分伝わればいい」と考える。
  9. きちんと相手の目を見ながら「ありがとう」を言っていますか。
  10. 用事があるときだけ話しかける姿勢は、実は危険。
  11. 営業の電話に引っかかる本当の原因は、見栄。
  12. あらゆる会話の中で最も重要なキーワードは、相手の名前。
  13. わかっている話をされても「わかっている」と言わない。
  14. 「私は運が悪い」と考えるから、運が悪くなる。
  15. お礼を言い忘れたら、追いかけても、言う。
  16. 友人の髪型が急に変わっていたとき、どう声をかけるか。
  17. 弱点を突かれたら、にっこりするのがマナー。
  18. 言葉とは、包丁のようなもの。
    喜ばせることもできるが、傷つけることもできる。
  19. 「言いすぎた」と考えられる人は、必ず言葉遣いがうまくなる。
  20. 話の先が予想できても、話を遮らない。
  21. 「縁を感じますね」と言っていますか。
  22. いい話だから、メモをするのではない。
    メモをするから、いい話が聞ける。
  23. 「楽しい話をしなければいけない」と考える必要はない。
    よい印象は、平凡な会話で十分伝わる。
  24. いらいらしているときは、無理に会話をしない。
  25. 「お忙しいところ失礼します」は、話しかけるときの決まり文句。
  26. 「今日は何の日」と聞かれたときの返事。
  27. 楽しませてもらうより、楽しませるほうが、楽しい。
  28. デリケートな話題で返事に困ったとき。
  29. 価値観の違う人がいないと、見識は広くならない。
  30. 「嫌いな人」を「苦手な人」と言い換えるだけで、人間関係はよくなる。

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