コーヒーによる口臭は、コーヒーのにおいがします。
アルコールによる口臭は、アルコールのにおいがします。
コーヒーやアルコールが原因となる口臭は、におえばわかります。
しかし、口臭とはいえ、魚の血生臭いにおいに心当たりがあれば、食べ物以外が原因である可能性があります。
歯茎を見てみましょう。
歯ではなく、歯茎です。
歯茎が赤く腫れているなら「歯肉炎」や「歯槽膿漏」の可能性が考えられます。
年齢を重ねると、歯茎が痩せます。
歯と歯茎の間に、隙間ができやすくなります。
そこに食べ物の食べかすがたまって発酵すると、周辺の歯茎が炎症を起こしてしまうのです。
歯の土台である歯茎が炎症を起こすと、歯茎から膿が出てきます。
膿からは「メチルカプタン」と呼ばれるガスを排出して、ひどい口臭になるのです。
単に「くさい」というレベルではなく、魚の血生臭いにおいが特徴です。
一般的には、40代以上の人によく見られる症状ですが、若い人にも見られることがあります。
歯の磨き方が悪ければ、年齢にかかわらず、歯茎に炎症を起こしやすくなるのです。
歯を磨くとき、単に歯だけをこするだけでは不十分です。
歯の生え際から、きちんと磨くようにしましょう。
そのうえで、定期的に歯科検診を受ければ、事前に予防できます。