若いうちには、しみやしわがありません。
10代のうちから、アンチエイジングは、ふさわしくありません。
若いうちから無理なスキンケアをすると、逆に肌が悪化することもあります。
ぼんやりしたスキンケアに「テーマ」を作っていただきたい。
テーマができると、時代や流行に流されない、軸のあるスキンケアができます。
スキンケアには、大きく分けて2つあります。
「守りのスキンケア」と「攻めのスキンケア」です。
その境目になるのは、30代前後です。
30代前に心がけるのは「守りのスキンケア」です。
10代や20代の若いうちは、しみやしわがなく、肌のきめも整っています。
すでに若々しい肌があります。
紫外線や乾燥から身を守り、しみやしわができないようにします。
若々しさが失われないように「維持」や「防御」に重点を置くのです。
ただし、これをいつまでも続けるのではありません。
どんな人にも、老化は訪れます。
メイクでもそうですが、若いころの方法をずっと続けるわけにはいきません。
続けることは可能ですが、ふさわしくありません。
肌の状態は、年齢に応じて変化するわけですから、変化に応じたスキンケアが適切です。
30代になれば、スキンケアのテーマを変更しましょう。
30代から心がけるのは「攻めのスキンケア」です。
できたしわを回復させる。
できたしみを改善させる。
失った肌のきめ、張り、つやを取り戻す。
失った若々しさを少しでも取り戻せるよう、積極的に攻めるのです。