技術が進歩して、ナノテクノロジーを活用した低分子の化粧品があります。
よく見かけるのは、低分子のコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどを使った化粧品です。
分子の大きさを小さくすることで、肌の奥まで浸透させることができるようになる効果があります。
使ったことがある人ならわかると思いますが、本当に驚きます。
あっという間に、肌に染み込んで、消えてなくなるのです。
「これは効きそうだ」
明らかにこれまでの化粧品とは違う効果に感動したのは、私だけではないはずです。
技術の進歩とは、すごいものです。
しかし、こうした低分子の化粧品に、よく起こりがちなトラブルがあります。
むらです。
さっと染み込んでしまうため、顔全体に塗ったつもりが、むらができることがあるのです。
多く塗ったところもあれば、少なく塗ったところもあります。
塗り忘れているところも出やすくなります。
「染み込んで消えたのか。それとも最初から塗り忘れているのか」
なかなか見た目や肌触りで判断しにくいことがあるのです。
低分子であるほど、さっと染み込んでしまい、よくわからなくなるのです。
顔の一部は潤っている一方、別の一部は乾燥していることになりかねません。
低分子の化粧品を使うのはいいのですが、むらがないように塗るようにしましょう。
きちんと顔の隅から隅まで行き渡るように、使い方には注意が必要です。