「シェーディングをすると、色が不自然になる」
そういう人に多くに見られる、典型的な失敗例があります。
シェーディングが悪いのではありません。
多くの場合、塗り方が悪いのです。
シェーディングをするとき、手の動きはどうなっていますか。
おそらくファンデーションを塗るときと同じ要領で、内側から外側に向けて伸ばしているのではないでしょうか。
しかし、これはよくありません。
考えてみましょう。
この方法でシェーディングを仕上げようとすると、外側ほど薄く伸びてしまい、色が薄くなってしまうのです。
そのため、不自然なシェーディングの仕上がりになり、自分にシェーディングは似合わないと勘違いするケースがあります。
なぜ、こういう状況になるのでしょうか。
ファンデーションを塗るとき、普通は顔の中心から外側に向けて塗りますよね。
そのときの動きが手に残っていて、シェーディングのときも、意識せずに外側に向けて塗ってしまうのです。
シェーディングの際は、手の動きに注意が必要です。
正しい塗り方は、外側から内側です。
影にも、グラデーションが必要です。
外側から内側に向けて、シェーディングが伸びるため、より自然な影を演出できるのです。