私の実家には、大きな化粧台があります。
黒い漆塗りの本格的な化粧台です。
つやといい、大きさといい、装飾といい、雰囲気は抜群です。
「体がだるいなあ」
ノーメイクでは、外出しづらい。
「こんな顔、見られたくない」と思います。
毎日、メイクをしていると、ふと考えることがあります。
「こんなメイク、本当に必要なのだろうか」
往々にして、単調な繰り返しになってしまうと、考えなくなります。
女性の中には、丁寧に化粧品を季節ごとに使い分けている人がいます。
よく耳にするのが、夏用と冬用です。
紫外線の多い夏。
リキッドタイプのファンデーションを手に取れば、いきなり顔につけません。
顔につけることはできても、伸びが悪いのです。
伸びをよくする方法があります。
一般的にファンデーションは、顔全体に塗るものとされています。
基本ですね。
顔全体にきれいに塗ることで、顔全体の肌色が整います。
少なからず、メイクは肌にとって負担になります。
にきびが多いとき、できるだけメイクを控えたいものですね。
しかし、人と会ったり外出したりするとき、まったくメイクをしないわけにもいきません。
吹き出物がある人にとって、メイク方法は、悩みのタネです。
メイクは、少なからず、肌に負担がかかります。
普通にメイクをすれば、吹き出物を悪化させることでしょう。
肌の欠点を隠すコンシーラー。
肌の欠点をピンポイントで隠したい場合になくてはならない必需品です。
しみやほくろは、そうそう濃さに変化は現れません。
肌の欠点を隠す化粧品といえば、コンシーラーです。
ファンデーションを厚塗りせず、専用の化粧品を使うほうが、上手に隠せます。
ここで、肌の欠点をよりうまく隠すコツがあります。
コンシーラー選びで大切なことは、品質より、色です。
いくら品質がよくてきれいに隠せても、肌と違った色では、かえって目立ってしまいます。
できるだけ肌と同じ色のコンシーラーを選ぶことで、よりきれいに隠すことができるのです。
唇の形を整えたい悩みがあります。
「分厚い唇を、薄く見せたい」
「薄い唇を、分厚く見せたい」
「シェーディングをすると、色が不自然になる」
そういう人に多くに見られる、典型的な失敗例があります。
シェーディングが悪いのではありません。
ふっくらした下まぶたは、女性的で若々しい印象がありますね。
若々しくて元気があります。
世間では「一重まぶたと赤いアイシャドーは相性が悪い」と言われます。
なぜ女優の目元は、あれほど魅力的なのでしょうか。
テレビに映る女優の目元がきれいで、自分も真似しますが、なぜかうまくいかない。
「もともとの顔立ちが違うせいだ」
多くのメイク関連書籍では、アイラインとアイシャドーを分けた説明がよく見られます。
アイラインは目のふちに描き、アイシャドーは目尻に描きます。
メイクする場所が異なります。
今、使っているスポンジやパフをチェックしてみましょう。
外見より、特に感触です。
堅くなったり、ざらついた感じがあったりしませんか。
女性の美容関連の雑誌は、本当に多いですよね。
コンビニに入って、客観的に見てみましょう。
よく見ると、女性向けの雑誌が本棚の大半を占めています。
チークの理想的な色は「血の色」と言われます。
チークは、顔がほてった様子を再現したものですから、血の色が理想になるのです。
指先を強く握ると、指先に血がたまり真っ赤になります。
顔に光をもたらすハイライト。
気になるところだけ、適当な順番で入れるのもいいでしょう。
しかし、光をもたらすだけあり、順番を誤ると、バランスの加減がしづらくなる場合があります。
化粧下地は、気になる部分を中心に塗っていきます。
ファンデーションは、厚みを意識しながら塗っていきます。
しかし、意識するのは、部分や厚みだけではありません。
眉の輪郭を、かみそりでじょりじょり。
眉の形がきれいになったのはいいけど、そった部分の青みが気になることがあります。
毛を剃る場合、付け根から抜くわけではありません。
メイクの仕上げを確かめるとき、真正面の角度だけになっていませんか。
正面から見て、美しく仕上がっていたとしても、別の角度から見ると、違った印象を受けるかもしれません。
顔は、真正面から見られるとは限りません。
ある日、電車に乗っていると、気になる女性のメイクを見かけました。
女性の唇の口角が、白く光っています。
「なんだろう。何かついているのかな」
冬場の唇には、リップクリームが必須です。
しかし、物にもよりますが、リップクリームの多くは、独特のべたつき感があります。
「リップクリームはべたべたして苦手」
メイクは、してから30分経てば、崩れ始めると言われます。
人間には「恒常性」と言って、体温を一定に保つ働きがあります。
体温調整のため、汗をかいています。
メイクは崩れてから直そうとするのは、よくありません。
崩れてからでは、メイク直しに手間も時間もかかります。
やり直す回数が増えるたびに、メイクの乗りも悪くなり、顔にむらができてしまいます。
邪魔だと思う皮脂も、顔の潤いを保つために大切な役割があります。
肌の水分量を保つために皮脂は欠かせない存在です。
ただし、人間の皮脂の分泌量は、季節や温度によって大きく変わります。
ときどき電車内や職場で、あぶらとり紙を使っている人を見かけます。
顔のべたつきを取るために、あぶらとり紙で、きれいにしています。
きれいにしているのはわかります。
「なかなかメイクがうまくならない」
原因はさまざまですが、意外なところにあるかもしれません。
もしかして、楽なメイクを心がけていませんか。