人は、不安であるときに共感されると、ほっと安心します。
よい医者は、まず言葉で人を治療しようとします。
病院に来るくらいですから、みんな不安でいっぱいの人です。
そんなとき「大変だったでしょう。痛かったでしょう。もう大丈夫ですよ」と共感した言葉をかけてもらえると、安心します。
それで病気が治るわけではありませんが、優しい言葉のおかげで、心がずいぶん軽くなるものです。
友人との会話でも、話し上手な人は共感するのが上手な人です。
共感されると、もっと話したくなります。
相手に好意を持つからです。
好意を持つと「もっと話してもいいかな」と思ってしまうのです。
好意をもたれる人は、共感上手な人でもあるのです。