運命の出会いを引き寄せるなら、最初から「とんとん拍子」を期待しないことです。
「運命の出会い」というくらいですから、すべてがスムーズに進むことをイメージしている人が多いでしょう。
運命を求めているなら、とんとん拍子を期待していることが多いでしょう。
つまずくことも止まることもなく、一気に階段を駆け上っているかのような具合です。
もちろん現実にとんとん拍子がないわけではありません。
「運命」という言葉のとおり、神様からセッティングしているような流れがあるものです。
誰かに背中を押されているかのような力を感じることもあります。
「運命の出会い=とんとん拍子」と考えている人も多いのではないでしょうか。
だからといって、最初からとんとん拍子を期待するのはやめておくほうがいいでしょう。
期待値が大きすぎると、うまくいかないときの落ち込みが大きくなります。
落ち込みが大きくなればなるほど、立ち直るのも大変になります。
トラウマを引き起こしやすくなるのです。
「運命の出会い=とんとん拍子」という考え方には誤解があります。
第一印象が悪くても、何度か会って接していくうちに親しくなることもあります。
出会い方は平凡でも、交流を重ねていくうちに少しずつ特別な関係に変わっていくこともあります。
たとえ最悪の出会いであっても、不思議な展開に恵まれ、後になって「あれは運命の出会いだった」と思うこともあります。
最初からとんとん拍子を期待していると、出会いの可能性を見過ごすことになりかねません。
余計な誤解とつまらない偏見が生まれ、運命の出会いを遠ざけてしまうのです。
最初からとんとん拍子を期待しないことです。
話が合わなかったり第一印象が悪かったりしたからといって「これは運命の出会いではない」と決めつけません。
第一印象は、あくまで第一印象です。
話がすれ違おうと第一印象が悪かろうと、いきなりレッドカードを出すのは軽率です。
ひとまずイエローカードにしておくのが得策です。
何度か会ううちに関係が変わるかもしれません。
ひょんなことから一気に関係が深まるかもしれません。
相手に1パーセントでも感じるものがあれば、しばらく様子見してみることも大切です。