相手を引き止めるとき、相手の決意を揺るがす一言があります。
「もう一度だけチャンスをください。もしダメだったら、そのときは潔く別れます」
こう言えば、相手が別れの決意を固めていても、一瞬考えが揺らぐ可能性があります。
「もしダメだったら潔く別れる」という条件をセットにするのがポイントです。
約束を破ったときのペナルティーを自分から宣言しておけば、覚悟が伝わり、相手は譲歩してくれるかもしれません。
必死の表情をしながらお願いすれば、相手が別れの決意を固めていても、ためらう可能性があるでしょう。
もちろんかっこ悪い一言です。
客観的に見れば、ただの悪あがき。
相手から「信用できない」と怒られることもあるでしょう。
しかし、恥ずかしい一言だとしても、恥ずかしがっている場合ではありません。
何も説得せず、相手の言われるままに別れてしまうのも情けない。
無毛な一言かもしれませんが、無理を承知で、チャンスとしてお願いしてみる分には損はないでしょう。
恥をかくことはあっても失うことはありません。
恥をかこうと笑われようと、相手の言われるままに別れるよりは前向きで建設的です。
引き止められる可能性が1パーセントでもあるなら、最後の試みとしてお願いしてみる価値はあるでしょう。
真剣な気持ちが伝われば、相手は考え直してくれるかもしれません。
もし相手が受け入れてくれたなら、そのチャンスを生かして、同じ失敗がないよう注意してください。