別れ話を切り出されたとき、怒りがこみ上げてくる人もいるでしょう。
たとえそうであったとしても、強引な手段で引き止めるのは厳禁です。
たとえば、脅迫・暴言・暴力です。
「別れたらあなたの秘密をばらす」「別れたらただではおかない」などと脅す。
「最低の人間」「地獄に落ちろ」などの暴言を吐く。
殴ったり蹴ったり物を投げつけたりなどの暴力を振るう。
たしかに強引な手段を使えば、ひとまず別れを防ぐことはできるかもしれません。
気持ちが高ぶれば、手段を選ばず引き止めたい衝動に駆られることもあるでしょう。
しかし、どんな状況であろうと、脅迫・暴言・暴力はいけない。
脅迫・暴言・暴力は、もはや説得ではありません。
身勝手かつ卑劣な行為。
仮に脅迫・暴言・暴力で復縁できたとしても、本当の仲直りではありません。
偽りの仲直りです。
愛情が復活するどころか、ますます逃げたくなります。
相手を怖がらせる方法で強引に引き止めようとしても、相手の失望感はさらに深まる一方です。
場合によっては、事件として問題に発展する可能性もあります。
いくら別れたくないとはいえ、やっていいことと悪いことがあります。
相手を引き止めるなら、丁寧に説得を続けるしかありません。
別れる原因が自分にあるなら、相手を責めるのではなく、自分を責めるほうが合理的です。
別れ話にいらいらしても、脅迫・暴言・暴力で引き止めない。
不満があっても怒りがこみ上げても、きちんと平常心を保つことが大事です。