失恋でも「粘る」という言葉がよく聞かれます。
「失恋しても粘ることが大切」
「落ち込んでも粘らなければいけない」
さて、失恋したときによく聞かれる「粘る」という表現ですが、誤解しやすいため注意が必要です。
失恋における「粘る」という意味とは何か。
「別れた人とやり直したい」「昔に戻りたい」という意味ではありません。
これは粘っているのではなく、過去にとらわれ、くよくよしているだけです。
粘る意味が誤った方向に解釈されると、人生に悪影響を及ぼし、失恋が長引く原因になります。
失恋における「粘る」の意味とは、未練を断ち切って前を向くことをいいます。
「未練があっても忘れる」
「何が何でも前を向く!」
「絶対前より幸せになってやる」
つまり、失恋における「粘る」は、過去に向けた努力ではなく、未来に向けた努力をいいます。
この方向を正しく意識することが大切です。
絶望を持って後ろばかりを見るのではなく、希望を持って前を向くことです。
粘る努力は同じでも、方向が違っていると、結果も変わります。
同じ力を使うなら、破壊的なことに使うより、建設的なことに使うほうが有意義です。