遠距離恋愛を乗り越えた人の特徴を見ていると、不思議な特徴に気づきます。
寂しがり屋の成功事例が、意外に多いという点です。
普通に考えると、寂しがり屋にとって遠距離恋愛は致命的です。
遠距離恋愛は、神様が2人に与えた試練と考えてみてください。
神様が、天の上からあなたたち2人の様子を見つめています。
「2人の愛は本物なのだろうか。うわべの恋愛ではないだろうか。よし、確かめてみよう」
遠距離恋愛は、苦労の連続です。
不安や寂しさとも戦わなければいけません。
誘惑を振り切る勇気が必要。
遠距離恋愛をするうえで、まず知っていただきたいことがあります。
「遠距離恋愛も、立派な恋愛の1つ」であるということです。
世の中には「遠距離恋愛は、もはや恋愛ではない」という、否定的な考えを持つ人もいるようです。
恋人が遠くで暮らすことになって遠距離恋愛が始まれば、こう考えてみてください。
「新しい活動拠点ができた」と。
恋人が住んでいる地域には、今後、何度も遊びに行くことになるでしょう。
遠距離恋愛だから不幸と思うのは、とんだ誤解です。
たしかに恋人と遠く離れているため、なかなか会えず、もどかしいでしょう。
恋人に触れることができず、寂しく感じる日々になるでしょう。
「スキンシップがないと、深く愛し合うことができない」
そう思っているなら誤解です。
たしかにスキンシップがあったほうが、愛し合いやすくなるのは事実です。
遠距離恋愛は、何の味でしょうか。
もちろん実際に味があるわけではありませんが、難しく考えず、味に例えてみませんか。
さまざまな意見があると思いますが、最も近い味といえば、やはり「あの果物」の味が思い浮かびます。
「遠距離恋愛」という言葉には、少しネガティブな印象があります。
困難を感じさせる言葉なので、あまりいい響きではありません。
そこで遠距離恋愛を、別の言葉に言い換えてみましょう。
寂しくなったとき、回復しやすくなるキーワードがあります。
「明るい」「温かい」「ふわふわ」です。
この3つをキーワードにすると、寂しさを紛らわせる解決策を立てやすくなります。
遠距離恋愛でつらくなったとき、こう考えてみてください。
「つらいのは自分だけではない。恋人も同じ」と。
不安や寂しさでたまらないとき、自分だけ苦しんでいると思うと、嫌になるでしょう。
こう考えてみてください。
「普通の恋愛なら、すでに破局をしていたかもしれない」と。
遠距離恋愛は一般的に、ネガティブなイメージを持たれがちです。
不安や寂しさを強く感じやすい時間帯があります。
夜です。
これまで不安や寂しさを感じた時間帯を振り返ってみてください。
遠距離の恋人まで、どのくらい距離があるでしょうか。
500キロメートルくらいでしょうか。
1000キロメートルくらいでしょうか。
遠距離恋愛で恋人に会えない日々が続けば、寂しくなる場面も増えるでしょう。
そんなとき、寂しくなる自分を責めることがあるかもしれません。
「寂しがってはいけない」
「遠距離恋愛で、たくさん泣くのはどちらか」
そんな勝負を恋人としてみましょう。
たくさん泣いたほうが負けではありません。
「会えない時間が増えた」と考えるのはよくありません。
「会えない」というのは、否定です。
否定ばかりに集中していると、不安や寂しさが増長され、疲れやすくなります。
「今週も会えない」
「来週も会えない」
「会えない日々が続くなあ」
遠距離恋愛中、会えない寂しさを何度我慢するでしょうか。
事あるごとに恋人を思い出しては、会えない寂しさが締め付けられ、ため息をつくでしょう。
遠距離恋愛中は、数え切れないほど我慢を経験するはずです。
遠く離れた2つの地点からでも、一緒に楽しめる景色があります。
月です。
もし月がきれいに見える夜なら、恋人に電話して、月の話題を持ち出してみましょう。
「うまくいくかな」と考えるのはよくありません。
うまくいくかなと考えている状態は、弱気です。
偶然や運に任せるような考えでは、遠距離恋愛を成功させることはできません。
恋人となかなか会えない状況になると、寂しく感じて、愛に触れたい欲求が出てくるでしょう。
「もっと愛してほしい」と思ったり「きちんと愛情表現をしてほしい」と願ったりなどです。
たしかに恋人に会えなければ、愛への欲求が強くなるのも自然です。
私たちは、遠距離恋愛を大げさに考えているところがあります。
「相手は遠い場所にいる」と思うから、遠距離恋愛がひどく大変であるように思えます。
しかし、あらためて考えてみてください。
遠距離恋愛が成功率は、状況によって変わります。
学生の遠距離恋愛と、社会人の遠距離恋愛では、成功率が変わるでしょう。
3カ月の遠距離恋愛と、3年の遠距離恋愛では、成功率が変わるでしょう。
自分のことで忙しくなると、恋人のことが後回しになりがちです。
「恋人と連絡する時間がまったくない」
それは本当でしょうか。
恋人と会える素晴らしさ。
これは、本を読んでわかることではありません。
人の話を聞いてわかることでもありません。
恋人に会えない寂しさは、耐えるものだと考えがちです。
もちろんまず耐えるのが基本であるのは間違いありません。
会えなくて寂しいとき、時間を気にせず恋人に電話しても迷惑になるでしょう。
確実に言えることが、1つあります。
どんな遠距離恋愛でも、必ず後から思い出になることです。
遠距離恋愛中は、寂しさを我慢しながら恋人関係を保つことに必死で、思い出を作っている意識はほとんどないでしょう。
遠距離恋愛は、さまざまな成長ができる機会です。
遠距離恋愛の終わり方が、成功であれ失敗であれ、貴重な体験ができる機会には間違いありません。
遠距離恋愛を終えるころ、あなたはいつの間にか大きく成長しているはずです。
本当に寂しくて、我慢の限界に達したとき、どうすればいいか。
そんなときは、無理を承知で「どうしても今すぐ会いたい」と恋人にお願いしてみる方法があります。
もちろんこうしたお願いは非常識であり、普通は控えるべきです。