芸能界には「元ニート」という肩書で活躍している芸能人がいます。
社長や政治家にも「元ニート」という肩書で活躍している人がいます。
「元ニート」も、立派な肩書の1つです。
どん底から這い上がった過去は、キャリアになります。
ニートは、別に重大な罪を犯しているわけではありません。
健康保険や年金が滞納されていても、延滞金を含めてきちんと支払えば、堂々と生きることができます。
しばらく勤労の義務を怠っていましたが、熱心に働けば、取り返すことができるでしょう。
何のために、ニートから脱出するのか。
「元ニート」という肩書を手に入れるためです。
「元ニート」という肩書は、ニートを経験した人しか手に入れられません。
社会に出て、仕事をするだけでいいのです。
仕事さえ始めれば「元ニート」という肩書によって、ニートであった時期が正当化されます。
「前職は何をされていたんですか」と聞かれたとき「ニートでした」と答えるのが面白い。
「えっ。そう何ですか。意外です。全然そんなふうに見えないですよ」と驚かれるのが、快感なのです。
相手の驚く顔を見るのが、楽しみになるでしょう。
「気持ちを入れ替えて、人生をやり直しているんです。今は人生が楽しいです」
そう言えば、それなりによい響きになりませんか。
どん底から這い上がった印象が強くなり、周りから今後の活躍を期待されるでしょう。
「生まれ変わった」という印象を与えられます。
そう思わせる肩書なのです。
ニートという時期があって、大いに結構です。
あなたは今「元ニート」という肩書を手に入れるチャンスの中にいます。