家族とは、自分の分身です。
父も、母も、兄も、姉も、弟も、妹もです。
存在としては別々ですが、遺伝子でつながっています。
身体的な特徴だけでなく、精神的な特徴も、似ています。
まったく同じ遺伝子ではありませんが、似ています。
家族は、自分の将来を考えるために、参考になるモデルです。
たとえば、両親が経験した病気を振り返ってみましょう。
両親が経験した病気は、将来、自分も経験する可能性があります。
必ずとは言いませんが、可能性はあります。
遺伝子が、親から子へ引き継がれているからです。
あらかじめ両親の病歴を知ることで、自分の病気を未然に防げ、健康維持に役立てることができます。
また、自分の両親が得意としていることは、何ですか。
両親が得意としていることは、自分にも同じ能力が眠っている可能性があります。
文系理系の選択、職業の選択、人生の選択などのとき、参考になる情報の1つになるでしょう。
国の歴史を知ることも大切ですが、親の歴史を知ることは、もっと大切です。
両親が歩んできた歴史を知ることで、自分の生き方にも活用できます。
逆もまた、同じです。
もし、自分に子どもがいれば、自分の分身と考えることができます。
遺伝子が、親から子へ受け継がれていますから、病気や能力なども受け継がれている可能性があります。
未然に病気を防いだり、いち早く能力を見いだす手がかりにできたりします。
家族それぞれを、自分の分身としてみましょう。
より良い生き方のために、家族は、人生で最も参考になる歴史の教科書なのです。