日焼け止めは、発売前、実際に人体を使って効果を測定しています。
特にUV-Bを防ぐSPFは、日焼けを始めるまでの時間であるため、かなり正確な数値を確かめることが可能です。
この際、面白い裏話を耳にしました。
メーカーが実験の際、日焼け止めを塗る量は、しっかり塗られた状態です。
隙間なく、均一に、分厚く塗っています。
当然ですね。
ここで、面白いデータがあります。
化粧品メーカーの調査データによると、日焼け止めを使っているほとんどの人が「塗り足りない状態」とのことです。
この結果は、どの化粧品メーカーが、どの年齢層の男女に確かめても、同じだそうです。
普段使っている日焼け止めを見てみましょう。
日焼け止めの裏に書かれている説明をよく読んでみましょう。
普段、あなたが塗っている量と比べてどうでしょうか。
実際のところ、塗り足りない状態が多いのではないでしょうか。
やはりできるだけ肌に負担をかけたくない思いがあるためか、液を薄く伸ばして、自然と量が少なめになる傾向があります。
一般的に日焼け止めに表示されているSPFは、1平方センチメートルにつき、2ミリグラムを塗ったときの数字です。
私たちの普通の感覚からすると、少し量が多めです。
SPF30を書かれた日焼け止めは、しっかり塗られていてこそ、SPF30の効果があります。
塗り足りなければ、実際はSPF20にもSPF10にも、効果が下がってしまうのです。
この機会に、日焼け止めを塗る量を再確認しましょう。