何でもないときの表情に注意してください。
あなたは何でもないとき、どんな表情をしていますか。
ポジティブな場面はいいのです。
楽しいとき、嬉しいとき、面白いとき。
ポジティブな場面では、ポジティブな表情をします。
口角を上げてにこにこするのもよし。
白い歯を見せて、大笑いするのもよし。
そういうときはいいのです。
問題は「何でもないとき」です。
たとえば、仕事中や道を歩いているときの表情です。
ぼうっとしているときもあるでしょう。
特別笑うことがあるわけではありません。
何でもない普通の場面なので、無表情になっていることが多いのではないでしょうか。
これはよくありません。
無表情だから大丈夫と思っているなら大間違いです。
無表情は怖い表情です。
どことなく怖い雰囲気が漂います。
表情がないと、何を考えているのかわからない怖さがあります。
表情のない顔には、花がありません。
美男美女も、無表情では台無しです。
嘘だと思うなら、実際に試してみればわかります。
鏡の前で無表情になってみてください。
きっと怖い表情になるでしょう。
あまりに表情が悪いので「なんてひどい表情をしているのだろう」と自分でも驚くでしょう。
何でもないときの表情は、意外と周りの人から見られています。
周りの人があなたを見たとき、無表情になっていると「機嫌が悪そうだな」「少し怖い雰囲気がある」と変に誤解されます。
無表情というだけで、潜在的に悪印象を与えます。
知らず知らずのうちに話しかけるチャンスを損ねることになる。
自分は何もしていないのに、いつの間にか周りに悪印象を与えるのは不本意でしょう。
「そんなつもりではない」と思っていても、そういう悪印象を与える可能性があるのですから侮れません。
だからこそ、何でもないときの表情に注意が必要なのです。
何でもないときは、どんな表情をすればいいのでしょうか。
少し口角を上げましょう。
たった1ミリでいいのです。
表情は、口角を1ミリ上げるだけで変わります。
私たちの顔には、50を超える表情筋があります。
口角を上げるとき、表情筋に力を入れなければいけませんが、1ミリ上げるだけなら楽でしょう。
ぶっとした表情になるか、にっこりした表情になるかです。
もし3ミリも上げれば十分です。
幸福感の漂う明るい雰囲気が出るでしょう。
口角が上がっていると、周りの人は話しかけやすくなります。
華のある表情になって明るい雰囲気が出るので、気軽に話しかけやすくなります。
新しい出会いがあるのも時間の問題です。
道を聞かれやすくなります。
周りから話しかけてもらいやすくなります。
口角を1ミリ上げるだけで、出会いを引き寄せる力がアップするのです。