別れ話のとき、恋人を敵だと考えていませんか。
「別れたい」と思うくらいですから、恋人との間に複雑な事情があるのでしょう。
暴言・暴力・裏切り・浮気。
嫌な思い出もあれば、忘れにくいはずです。
以前は愛し合った関係でも、今では憎み合う関係に変わってしまっているのかもしれません。
好きな気持ちはとっくになくなり、恨み・憎しみ・嫌悪感しかないこともあるでしょう。
すると、別れ話のとき、恋人を敵だと考えがちです。
大好きな人が大嫌いになることは珍しくありません。
もはや恋人ではなく「自分を不幸にした人」と思ってしまう。
自分の人生を悪化させた人と思うと、憎しみがこみ上げてくるのです。
しかし、敵だと考えるのは大げさです。
害を与える存在と思うと、敵対心が出てきます。
「勝たなければいけない。傷つけなければならない」と考えてしまいがちです。
別れ話が戦いのようになり、醜くなります。
恋人を敵のように考えるのは、お互いが苦しいだけです。
敵と思いたくても、考えないようにしましょう。
では、どう考えればいいのか。
「パートナー」と考えるようにします。
人生の一時期を過ごしたパートナーとして考えれば、心の折り合いがつくでしょう。
別れとは、パートナーとの関係を解消するだけのこと。
恨まず、憎まず、許します。
自然と接し方が優しくなるはずです。