5歳ほど年上の女性と、食事をすることになりました。
雰囲気は「お姉さん」といった感じです。
彼女は車を持っていて、わざわざ私の自宅まで迎えに来てくれると言います。
完全に私は、リードされる側です。
約束の時間まで、アパートで待っていました。
実は、少し緊張していました。
何度か会ったことはありますが、きちんとした食事の場を考えているうちに緊張して、変な汗が出てきました。
約束の時間前、急に連絡が入りました。
用事があって、1時間くらい遅れるとのことです。
仕方ないかと思いつつ待っていたのですが、これが大変です。
待てば待つほど、緊張するのです。
緊張は、待たされるとつらい。
緊張は疲れるのです。
会って話をして疲れるならわかりますが、会う前に緊張して疲れる。
ずっと待っているだけでは暇です。
緊張で疲れるばかり。
私はとっさに「ある行動」をしました。
仲のよかった男友達に電話をしたのです。
「これから女の子と食事をするんだけれど、1時間くらい遅れるって連絡が入った」
「待つと余計に緊張するよ。こういうとき、どうすればいいかな」
とにかく思っていることをそのまま口にして、不安を聞いてもらいました。
話をしているだけでしたが、誰かにその不安を聞いてもらえるだけでも、かなり心は軽くなります。
すると、さすが友人です。
「大丈夫だよ」
「落ち着いて」
「楽しんできてね」
女性慣れをした男友達だったせいか、うまく励ましてもらいました。
前向きな言葉をかけてくれたので、そういうポジティブな言葉を聞いているうちに適度に緊張がほぐれ、元気が出てきたのです。