大人の恋愛って、どのような恋愛のことでしょうか。
ずばり答えを言ってしまいます。
大人の恋愛とは「中身を重視したお付き合い」のことです。
外見がかっこいいとかかわいいなどの理由でお付き合いするのは、まだ少年少女レベルです。
若々しい外見は、若い人なら誰でも手に入れています。
若ければ若いほど、肌の張りがよく、しわもなく、肉体的に健康です。
それに比べて、大人はその逆です。
大人になるにつれて、肌の張りは衰え、しわも増え、そうした肉体的な部分は年を取るにつれて、仕方なく衰えます。
耳の痛い話ですが、本当のことです。
では、なぜ大人の恋愛は、成立するのでしょうか。
それは「心のお付き合い」だからです。
人間は、年を取っても衰えることのない部分があります。
むしろ年を取るにつれて、磨きがかかり、輝く部分があります。
それが「心」です。
大人の恋愛をしている人は、必ず、人間の中身(心)を大切にしてお付き合いしている人です。
大人になるにつれて、経験がたくさんできて、つらい経験もたくさんして、人の気持ちも理解できるようになります。
たくさんのことを経験しているから、深い理解があります。
お付き合いをするときは、外見ではなく中身に惚れてお付き合いをするのです。
ちなみに今(2004年4月24日現在)、私が付き合っている彼女は、9歳年上の32歳です。
私より9年早く生まれ、9年分多くのことを経験しているだけあり、精神的にも大人です。
彼女は悟ったかのように理解し、説明します。
私はまだまだ子どもですから、大人の女性からは学ぶところが本当に多い。
そのうえ、彼女はたくさん経験している分、他人の気持ちもすぐ読み取ってしまいます。
私は彼女の手のひらで踊らされているかのようです。
経験を積んでいる分、私のことや話もしっかり理解してくれます。
そんな彼女の大きな理解に、惚れてしまったのです。
外見で勝負するなら、たしかに10代20代の人のほうが、ぴんぴんしています。
しかし、中身で勝負するなら、30代の人のほうが輝いています。
30代より40代の人のほうが輝いています。
40代より50代の人のほうが輝いています。
人間の中で、心だけは一生磨き続ける部分なのです。