執筆者:水口貴博

本音を聞き出す30の上手な質問法

13

どんなことでも正解だと思う「心の広さ」を、身につける。

どんなことでも正解だと思う「心の広さ」を、身につける。 | 本音を聞き出す30の上手な質問法

質問する側に求められる理解は、どんなことでも正解だと思う「心の広さ」です。

相手の話を聞くときには、できるだけ心を広くして話を聞くことが重要です。

心を広くして話を聞けば、どんなことでもうなずきながら聞けるようになるため、自然と聞きたいことも浮かんできます。

私に限らず、社会に出た人が一度は体験することは、矛盾です。

ある人は「残業するほど仕事をするな」と言いますが、ある人は「仕事ができなければ残業して取り戻せ」と言います。

まさに正反対のことを言っているため「どちらが正しいのだろうか」と思います。

中には、同一人物が、正反対のことを言っているときもあり、どちらが本当の答えなのか、わからなくなってしまうときがあります。

私は、どう行動していいのかわからず、上司に相談したことがあります。

そうすると「臨機応変になれ」と言われました。

「時と場合によって雰囲気は変化するし、状態も変化する。答えは無限にあるんだよ」と、説明してくださいました。

「なるほどな」

私はその瞬間、視野が広がった気がしました。

たしかに状況は変化するし、そうすれば答えもそのときごとに変わります。

何が本当の答えかわからないし、どれも答えになってしまうのです。

この考え方を身につけると、一気に心を広くして、行動できるようになります。

今までは、ぶつかり合っていた心のもつれが、ぶつかっている状態で正常なのだと考えることさえできるようになります。

どんなことでも、正解だと思う「心の広さ」は、社会に出たときに大きな武器になる精神的な強さなのです。

本音を聞き出す上手な質問法(13)
  • 質問への回答は否定や評価をせず、どんなことでも正解だと受け入れるようにする。
「何か話して」は禁句。
プレッシャーを与えると、余計に話せなくなる。

本音を聞き出す30の上手な質問法

  1. 上手に質問ができると、どんどん深い仲になれる。
  2. 初めが肝心。
    簡単に答えられる質問から始める。
  3. 柔らかい質問ほど、本音を出しやすくなる。
  4. 一般的な質問より、個人的な質問のほうが仲良くなれる。
  5. 「仲が悪いんですか」より「仲がいいんですか」と、前向きに尋ねる。
  6. できるだけ具体的な質問をする。
  7. 質問することで、熱意を伝えることができる。
  8. 想像できるように、質問する。
  9. 理解してくれないのは、理解できない人より、説明をしている人が悪い。
  10. 質問の深さが、仲の深さ。
  11. お酒の力を借りると、打ち解けやすくなる。
  12. 1人きりの人に話しかけることで、全体の雰囲気を壊さないようにする。
  13. どんなことでも正解だと思う「心の広さ」を、身につける。
  14. 「何か話して」は禁句。
    プレッシャーを与えると、余計に話せなくなる。
  15. 答えてくれたことには、笑顔で喜ぶ。
  16. 相手の名前を聞くことで、感謝を伝えることができる。
  17. プライベートな話は、2人きりのときに聞くのがマナー。
  18. 論理的な流れより、気持ちの流れで会話するほうが、仲良くなりやすい。
  19. 質問の答えは、1つに限定しないほうがいい。
    限定しないことで、答えられる幅が広がる。
  20. データより、体験談から質問するほうが、面白い。
  21. 相手の隠れた努力を見つけ、それをネタに質問していくのがポイント。
  22. 質問するときには、メモ用紙とペンを持つ。
  23. 答えにくい質問をしない。
  24. 「今」「ここ」で「私」が体験したことを、質問すればいい。
  25. 質問することで、知り合うきっかけを生み出す。
  26. 質問が元気を生み、元気が質問を生む。
  27. 自分から直接聞きにくい質問は、友人の力を借りればいい。
  28. 鋭い質問は、雑談の中で自然と発生する。
  29. 「忙しい」「疲れた」「大変」は、禁句。
  30. コミュニケーションは、宝探し。

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