人の集まりに何度か参加していると、面白い光景を目にすることがあります。
人の集まりに参加する前、テンションが高くなります。
やはり人と会うときには、パワーが必要です。
緊張します。
テンションが上がるだけならいいのですが、よくない方向へテンションを上げている人がいます。
態度が横柄になる人です。
あからさまな態度のときもあれば、さりげないこともあります。
話をすれば、すぐわかります。
なんとなく、感じが悪いのです。
たとえば、住んでいる場所の話になったときです。
まず、たわいない会話からと思い「どちらにお住まいですか」と尋ねます。
お互いの住まいがわかり、相手の住まいの立地が悪いとわかると、にやりとした表情に変わります。
「そんなところに住んでいるんですね。治安は大丈夫ですか」
何か感じが悪い。
どことなく相手が住んでいる立地を、侮辱している気がします。
聞いてもいないのに、自分は相手よりいい場所に住んでいるのを、さりげなくアピールしてくるのです。
「もっと治安のいいところに住んだほうがいいよ。自分だったら、もっといいところに住みたいな」
遠回しに、自分は相手より上に立っている感じを出そうとします。
話を続けていると、次は家賃の話題に変わります。
自分は相手より高い家賃を支払っているのがわかると、相手の目つきがいやらしくなります。
急に態度が乱暴になり「どうやって生活しているのか。給料は安いのか」と見下した質問をしてきます。
住まいや家賃の話だけではありません。
職種、年収、友人の数、年齢なども同じです。
すべてに優劣をつけようとして、相手より上に立ちたがるのです。
大勢がいて、少しでも目立ちたいと思うのでしょう。
自分はほかの人と違うことを、少しでもアピールして、侮辱されたくないと思う。
たわいない会話とはいえ、感じが悪い。
そういう人とは、もう話したくないと思ってしまうのです。